会話のタネ!雑学トリビア

裏モノJAPAN監修・会話のネタに雑学や豆知識や無駄な知識を集めました

マシンの誤認識を利用したJR自動改札キセル男の手口

ある行動が前から気になっている。JRでそいつと一緒にどこかへ行くときの行動だ。
自動改札前でヤツはいつも決まってこう言う。
「先どうぞ」
そしてこちらの後ろに回るのだが、自動改札を抜けるとき、前のオレに妙に近寄ってくるのだ。自動改札の有名なキセル方法に、前の人間の真後ろにピッタリ付けて抜けるというのがあるが、友達はそこまで大げさではない。そもそも、ヤツはタッチ部にちゃんと手を当ててもいる。タダ抜け狙いではないとは思うけど…。先日、例のごとくオレが自動改札を抜けようとしたときのこと。Suicaをピッとやった瞬間、うしろの友達の手と接触した。ちょうどタッチが重なったらしい。改札を抜けてからヤツに聞いてみた。
「前から気になってたんだけど、おまえいつも何やってんの?」
「あっ、悪い悪い。金浮かせようと思って」
「どういうこと?キセルなわけ?」
「まあそうだけど、これはかなりいい方法でね」
ヤツの手口は、前の人間がSuicaなりをタッチした直後にタッチ部を手で覆うというものだとか。そうすると自動改札機が誤認識を起こすらしく、後ろの人間が通過しても、
ゲートは閉まらないようだ。
「どういう理屈でそうなってるかはわからんけどね。ポイントは、前の人間がタッチした後、間髪を入れずにやること。コツをつかめば100%できるようになるよ」
友達はかれこれもう長いことこれを繰り返しているという。悪いやつだ。

※この記事は防犯、防衛のための知識としてお読みください。実行されると罰せられるものもあります。