交通事故や飛ひ降り自殺の現場に遭遇したことがあるだろうか。
人体から容赦なく飛び出したハラワタに脳みそ、血で赤く染まった地面。通常の神経の持ち主なら、まず吐き気を催す。
私がそんなグロ画像集し始めてから、10年以上が経過した。
以前はー枚入手するのにかなり苦労したが、現在はインターネツトがある。拾い集めた血まみれデータは数万枚。
今でも機会があるごとに引っ張り出しては、胸を掻きむしりながら楽しんでいる。
何せネットでは、考えうる全ての画像が手に入るのはもちろん、 相像を軽く超えてしまった因果な画像もコロゴ口しているのだ。
例えばアフリカ部族が、地面に届かんばかりのデカい金玉を数人並んでぶら下げている
今でこそゲテモノ業界では常識となった画像だが、初めて見たときはあまりのバ力らしさにひっくり返った。
象皮病が人体を肥大化させることは知っていた ものの、よりによって金玉がデカ くなることはないじゃないか。
数人まとめて並ばれた日には 「キミたち狙ってんのかー」と、 ツッコミのーつも入れたくなる。
こんな出会いがあるからゲテモノハンティングはやめられない。
ところが、である。画像集の趣味だけはどんなに身近な人にもなかなか理解されない。 「気色悪い画像で喜ぶなんて」
罵倒されること必至だ。やはり、 はみ出たハラワタに魅力を感じる のは異常なんだろう。 が、くだらない倫理観に頼っただけの反論ならば、とりあえす他所へ行ってもらいたい。
単に「顔半分が銃でぶっ飛んだ」
非日常の刺激だけを求めたところで、すぐにまひしてしまうのがオチ。
それでもなお、飛び散る血肉に私が魅かれてやまないのは、根本的な爽快感を感じられるからなのである。
それはどういつことかというと肉体がグチャグチャになった事故写真を見て、まず私は中身はこうなっているのかと納得 する。メシが通り、胃でゲ口と化 し、腸で大便になることを実る。薄汚い。やはり人間など単な塊にすぎないのだ。
普段は肉体の さから目をそらして正しい社会を送っている。 しかし、ときどき襲ってくる何もいえない退屈焦り。
そんなとき、特効薬となるのはクスリでもない。 太宮ひろ志の「俺の空」の主人公も、師匠の死体が腐っていくのを見続ける体験を経て、ようやく 競争社会に立ち向かつ勇気を得ていたではないか。
キーワード欄に「死体画像」と 入力。184件のサイトが出てき た。標的を減らすために、今度は 「グ口」という言葉で絞り込み検索をかける。「死体画像」と「グ ロ」の両方のキーワードが含まれ たサイトがリストアップされるわけだ。
リスト先頭には 「死体画像サイト」の文字がある。 さっそくジャンプしてみると、 大当たり。リンク集のサイトに飛 んだ。国内の有名グロページはほ ぼ網羅されている。あとは好きな ところに飛んで、画像を楽しむだけ。所要時間は約3分とお手軽だ。 が、実はホームページで見られるグ口には限界がある。プロバイ ダや国かりの規制が入ってしまう上に、最近は海外でも取り締まり が厳しく、FBIの介入で潰されるサイトも少なくない。本物のグ 口はなかなか見つけにくいのが現状なのである。
乱暴な言い方存すれば
「鬼畜人間の集まる無法地帯」と 定義できるだろう。リストを眺めるとすぐにわかる が、この世界、ジャンル数はハンパじゃない。獣姦、スカト口、スカルファックなど、あらゆる種類の異常性欲者が集まってグループを作っている。最近、「日常がつまらない」という言葉をアチコチで耳にする。だったらグ口画像を見て、生活にカツを入れてみればいい。言いたいことはそれだけである。