ツイッターをやっていると、アドレスとともにこんな文言が書かれていることがある。
〈元芸能人なのにハメ動画が流出したみたい〉
文言は他にも『有村架純のデビュー前のエロプリ』『神秘的な朝焼け画像』など様々あるが、絶対にクリックしてはいけない。ポップアップが永遠に出てきてしまうからだ。
これはブラウザクラッシャーと呼ばれるイタズラURLで、中には電源を切ってもこの状態が続く悪質なものもある。端末リセットでしか対応できないなんて悲惨な報告もあるので注意されたし。
ヤフー知恵袋には有意義な情報が多いが、悪意に満ちたコメントが載っていることもある。以下は『パソコンの動作が遅いのですが直す方法はありますか?』の質問に寄せられた回答だ。
〈PCの動きが遅い場合は、〝ファイル名を指定して実行〞タブを開いて、次のように入力してください。
親切な答えと見せかけておきながら、実際にこれを入力すると、ハードディスク内のデータがすべて消えるという信じられない事態に陥ってしまう。
会社のパソコンに、さも仕事のメールのような文言を添えて以下のURLを貼り付ける嫌がらせがある。精神的にも身体的にもキツイ嫌がらせだ。
悲鳴&メール無限増殖
女の大音量の悲鳴とともに、メール作成画面が立ち上がる。パソコン再起動をすれば止まるが、心臓が止まるほどのショックを受けること必至だ。
悲鳴&怖い顔
こちらも悲鳴がなり、さらにカラダがグチャグチャになった画像が表示される。怖い顔&喘ぎ声
こちらは女性の怖い写真とともになぜか「アン、アン、アン!」と喘ぐ声が鳴り響く。うっかりイヤホンなしで聞いた場合は大惨事だ。
上の悲鳴ブラクラを送るときなどにも使われるのだが、特定の人物を装ってメールを送信することができてしまう。よく使われるのは『Style Free MailFaker』なるソフトだ。
送信元(自分)のアドレスを自由に設定できるため、友人や取引先など、誰にでもなりすませるのだ。
友人カップルの彼女に、彼氏を装って「浮気したから別れよう」と送ったり、ターゲットの女友達に「チンコしゃぶって」などの変態メールを送って関係を壊す、みたいなあくどい使われかたもされている。