会話のタネ!雑学トリビア

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安くて美味いラーメン屋の出前で儲けようとしたが

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日々、金儲けのネタばかり探しているオレ。どうにかふつーに稼げないもんかと考えていたら、こんなアイディアが浮かんだ。
例えばここに1軒のラーメン屋があるとしよう。安くて美味いが、夫婦2人の店で出
前はやっていない。そこで考える。オレが出前をやったらどうか、と。
もちろん時給をもらってこうなんて気はないマージンを取るのだ。仮にそのラーメンが600円なら、800円という値段をつけて出前をする。味が確かなら確実に注文が来るはずだ。
まず架空の出前専門店のチラシを作る。メニューは単にラーメン屋のお品書きを写しただけだが、値段は全て200円増しになっている。これをポスティングして、注文がきたら、そのオーダーをそっくりそのまま、ラーメン屋にまわし、テイクアウト。後は、そのラーメンを客に届けるだけで、オレの懐に200円のマージンが入るという仕組み。
1日20人ぐらいの注文があるとしたら4千円。

ほとんど元手はかからない。料理は全て店が作る。オレは原チャリ一つでラーメンを右から左に流すだけだ。
バカバカしい、とお思いだろう。まともな神経の持ち主なら、まず生存に移さないに違いない。しかし、オレは敢えてそれにトライしてみた。実は、オレがよく行く雀荘の近くに、そんな条件にピッタリの店があるのだ。
小汚い店内にパッとしないメニュー、路地裏ということもあって閑古鳥が鳴いている。
が、早い、ウマイ、安い、の三拍子が揃い、オレも麻雀仲間と電話注文してはテイクアウトしている。まさに理想どおりの店だ。
どうせしがないフリーター生活。カネはないが、時間なら腐るほど余っている。
と、軽い気持ちでパソコンでチラシを作った。

「あの、チャーシューメンとタンメンに鮫子2っ、お願いしまーす」

驚くことにすぐ注文がきた。もしかしたら、もしかする。オレは一瞬、浮き足だった。が、現実はキビシイ。原チャリのカゴで細心の注意を払って運んだラーメンのスープは半分以上がこぽれ、メンはノビまくり。おまけに、お客さんはTシャツにジーンズ姿で配達するオレにあからさまに不審な眼差しを向ける。これだけ働いて儲けは800円…。わかっていた結果とはいえ、やっぱり世の中そううまくはいかないもんですねえ。