会話のタネ!雑学トリビア

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盗まれたことにするだけでお見舞い金2万円がもらえる悪用されそうな自転車ロック

※この記事は読者様の投稿です。知的好奇心を満たすためにお読みください。実行されると罰せられるものもあります。

通勤に使っている自転車が、けっこうボロくなってきた。定価5万円のシロモノで、使用期間は1年半くらいだろうか。あちこちサビてきてるし、チェーンの具合なんかも悪い。そろそろ買い換えようと思っていた。そんなある日のこと、通販サイトである商品に目が留まった。
「盗難“お見舞い金”付きワイヤーロック」(SAIKO製ダブルウェーブ/1500円)
輪っかタイプの自転車のカギだが、万が一の盗難時には“お見舞い金”を支払うサービスがあるらしい。お見舞い金額は、自転車の本体価格と使用年数によって査定され、例えば自分の自転車の場合は2万円になるらしいが…。ふと、よからぬ方向に頭がまわった。このサービス、悪用できるのではないだろうか。「自転車を盗まれました」とウソの申告をしても金をもらえるんじゃないだろうか。“お見舞い金”申請には、次の3つの提出物が必要である。
①「警察に提出した被害届」
②「自転車購入時の領収証&防犯登録の申請証控え」
③「盗難行為によって破損された商品の現物」
さっそく用意に取りかかる。交番に出かけてウソの盗難届けを提出すると、別に疑われることもなく①は簡単にゲットできた。②も自転車を買ったとき細々したものを入れたビニール袋に入っていた。問題は③「盗難行為によって破損された商品の現物」だ。ワイヤーロックを切断すればいいのだが、自分で切るのはさすがに難しい。そこで目を付けたのは、駅前とかでよくやっている放置時自転車の撤去だ。ワイヤーロックで自転車が固定されていた場合、彼らは重器で切断し、引き取りに行った際、破壊したカギは返却してもらえる。あれを今回の作戦に利用できるのでは…。毎日撤去作業を行っている
場所にわざと自転車を放置しておくと、予想通りコトは運び、目当ての“破損されたワ
イヤーロックの現物”をゲットできた。かくして提出物を揃え、お見舞い金の申請を行ったオレは、2万円を手にした。自転車の引き取り代5000円分を差し引いても、1万5千円の儲けだ。いやはや、こんな簡単でいいのだろうか。