かれこれ十数年前、伊勢エビを景品にしたUFOキャッチャーが世に出現し、関西のゲーセンを中心に流行った。
掴んだと思った瞬間さっと逃げられたり、持ち上げたところで暴れられて取り逃したり。その難しさがまた人気だったようだが、まもなくして世論が騒ぎ始める。何度も掴まれてエビが弱ってる、ヒゲが折れ足がちぎれ死んでいる、かわいそうじゃないかと言う話だ。たしかに一理はある。結果、2000年ごろより、町のゲーセンから次々撤去されていき、現在はもうほぼなくなったと思っていい。そういう意味では、未だ伊勢エビキャッチャーを置いてるゲーセン、さいたま市の「インターワールド岩槻」は珍しい。この店のUFOキャッチャー内の伊勢エビが全てひっくり返って死んだようになっているのを見つけた客がネットに状況写真をアップし、ちょっとした話題になっていた。さすがにそろそろなくなるかもしれない。
新オープンのネカフェは「身分証を忘れた」で会員になれる
かつて、ネット上の犯罪にネットカフェが使われて問題になったことがある。それ以来、多くの自治体ではパソコン付きルームの利用にあたり客の身分証提示を義務付けるようになった。だが、現在でも例外的にこうした身分証確認をせずに利用できてしまうケースがある。それは、オープンして間もないネットカフェの場合である。オープンしたての店舗は、初月の会員登録目標があるため、店員に「たまたま身分証を持っていな
い」と伝えると、仕方なく会員証を発行してくれるのだ。