自動車窃盗団たちが使っているツールだ。高級車のリモコンドアロックはもちろん、ガレージのリモコンシャッターもこれ一つで開けられてしまう。犯人たちはまず高級住宅街ガレージの近くでターゲットをひたすら待ち続ける。家主が到着し、リモコンでガレージを開けた瞬間、この機械で電波をキャッチして保存。さらに車のドアロックのリモコン電波もコピーする。ターゲットが寝静まったころに再びやってきて、保存したリモコン電波を再生し、シャッターとドアロックを解除。イモビカッターでエンジンを掛けて悠々と走り去るのだ。この機械、中国のネットショッピンサイトアリババで、人気の商品として宣伝販売されており、日本国内からでも購入できる。こんなものが普通に売られているようでは車の窃盗がなくなるわけがない。
引ったくり犯御用達の小型ハイパワースクーター
何の変哲もない地味なデザインのスクーターだが、こいつに乗っていると、警官から職質を受ける確率が非常に高い。なぜならこのバイク、引ったくり犯の御用達と言われているからだ。バイクによる引ったくりは、住宅街を舞台に２人乗りで犯行に及ぶことが多いため、似たような小型バイクのなかでも車体が一回り小さく、加速力の強い２ストエンジンを持っているこいつが使われがちなのだ。当然ながら、連中による盗難の対象にもなりやすいため、一般オーナーは注意されたし。
高級ホイール泥棒はＫＯ‐Ｏ‐ＫＥＮナットツイスターでどんなボルトも回してしまう
愛車に高級ホイールを装着する場合は、「ロックナット」という盗難対策ボルトがよく用いられる。頭がイビツな形状をしているので、専門の工具でしか回すことができない。が、安心してはいけない。ホイール泥棒に狙われたら、ロックナットなんて簡単に外されてしまう。連中が使うのは、この市販の工具「ＫＯ－ＫＥＮナットツイスター」だ。壊れたボルトを回すための道具で、どんな形状のものでもくるくる外す。ロックナ
ットだってイチコロだ。
