会話のタネ!雑学トリビア

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年末ジャンボ宝くじに当たる迷信を全て実践してみよう

風水の考えによれば、人はみなそれぞれ異なる吉方位なるものを持っている。文字どおり、ラッキーな方角という意味で、おれの場合は北西がソレになるらしい(生年月日などで決まる)。つまり、今いる場所=鉄人社から見て北西方向にある売り場で購入すれば幸運が舞い込む、との理屈だ。
てなわけで市ヶ谷の北西、高田馬場へ。売り場は駅近くの商業施設の中にあった。
「連番とバラ、10枚ずつ」
「ありがとうございます」
ここでちょっと気になり、聞いてみた。
「この売り場から高額当選って出たことあります?」
「うーん、私が知るかぎりはありませんねえ」
「…そうですか」
残念ながら売り場自体の勢いは皆無っぽいので、頼みはおれの北西パワーだけになりそうだ。絶対、当てたるぞ!古来より中国では馬は金持ちの象徴で、そこから馬の絵や置物には金運を高めるパワーが宿ると信じられるようになったらしい。そういったアイテムを持ち歩いていればカネが転がり込んでくると。また風水の世界でも馬は力強い火のパワーの象徴とされ、勝負運がハネ上がるとされている。各界からこれだけプッシュされてるからには、さぞかし神通力があるってことなんでしょうな。
てなわけで購入したアイテムがこのハンカチだ。買ったあとでよくよく眺めてみれば、精悍さとはほど遠い、どこか間の抜けたウマヅラに若干の不安を覚えるが、ま、大丈夫だろう。だって馬は馬なんだし。
宝くじ購入時からこいつをカバンに入れて、そのまま当選発表まで常に持ち歩くことにしよう。賭け事にご利益のある神社は都内にもいくつかあるようだが、
「東京随一」の称号を持つのは、新宿区百人町にある皆中稲荷神社をおいて他にはない。由来は江戸期にさかのぼる。当時、幕府の鉄砲組百人隊がこの神社の霊験によって突如、射撃の精度が向上したという出来事があり、以来、同社は「皆中(みなあたる)の稲荷」と呼ばれ、転じてギャンブルにおいても百発百中と崇められるようになったんだとか。訪れた神社は思ったよりこぢんまりとしていたが、参拝客が意外と多い。年末ジャンボの当選を祈願する絵馬もわんさかだ。
「やっぱり宝くじの祈願で来られたんですか?」
すれ違ったオッサンに声をかけてみる。
「そうだよ。オニーサンも?だったら500円くらい賽銭箱に投げ込んどきな。きっと良いことあるから」
なんとオッサン、3年前にこの神社でお参りするようになってから、2度も100万を当てたというではないか。そりゃすごい!よし、おれも500円投入だ!パンパン(かしわ手)。お稲荷さん、ヨロシクお願いしますよ!

知らなかった。てっきり魔除けの類とばかり思ってたら、金運アップにもバツグンの効果があったんだな、盛り塩って。なんでも、意中の相手を家に呼び込むため玄関に塩を盛ったという中国の故事が由来となっていて、現在では商売繁盛をはじめとするカネ絡みのゲン担ぎとして広く用いられるようになったとの話だ。それに加えて不運を遠ざける効力もあるってんだから、これほど攻守のバランスが取れた開運法もないんじゃない?盛り塩の作製には、効果が最大限に出るよう、奮発して高級塩を使った。で、購入した宝くじのそばにセット。どうかこの宝くじちゃんが10億円に化けますように。

オカルトの世界において、西という方位はポジティブな意味を持つことが多い。西洋占星術なら安息を意味し、東洋占星術であれば、極楽浄土を表すといった具合に。そして風水ではカネの気が流れ込んでくる方位と位置づけられている。なので自宅の西側に金色の置物を飾っておくと金運が上がるんだとか。噂によると、この方法を実践した人の中に、サマージャンボで6000万円を当て、さらに同年、ロト6で1等2億円を当てた人もいるらしい。これは是非ともマネせねば。自宅で金色の置物を物色したところ、スターウォーズのペン立てが出てきた。よし、こいつを西側の窓に設置だ。さて金運は上がったかな?明日さっそく宝くじ買ってこよ!

日本の神様や風水(中国の占い)にばっかりすがるのも何なので、他の国のおまじないを探したところ、良さげなのを見つけた。 インドに伝わる金運アップ法だ。やり方は以下のとおり。
まず屋外で紙幣を握りながらあぐらをかき、精神統一して「オーム」と唱える。 その後、金運を呼び込みたい場所やモノ(この場合は購入後の宝くじ)に、オームを唱えたときに持っていた紙幣を添えれば完了だ。この作業でなぜ金運が舞い込むのか理屈がわからないが、効果確実との触れ込みなので素直に実践してみよう。やって来た公園であぐらをかき、宝くじよ当たれと気持ちを込めて、
「オーム!」こんなんでいいのか?念のため、もう1回くらいやっとくか。
「オ〜〜〜ム!」よし、もういいだろう。まわりで昼メシ食ってるサラリーマン連中も変な目で見てるし。

天赦日とは、八百万の神々が天に昇り、万物の罪が許される最上の大吉日で、年にたった5、6回しかないそうな(回数は季節と日の干支で決まる)。ありがたいことではないか。毎年ありとあらゆる悪徳を4トントラック3台分は積み込んでいるおれだが、それが全部チャラになるだなんて。それほど純粋でムクな男になって宝くじを買えば、さぞかし良いこともありそうだ。一瞬、この日に大勢の人間が売り場に殺到したら意味がないのでは?なんて疑問も頭をかすめるが、そこにはあえて目をつむって売店へゴー!そもそも宝くじを購入すること自体、欲にまみれた行為なのに、無欲になれとはこれいかに。矛盾もいいところだ。しかしながら、欲を捨てた者に幸運が訪れるなんて話はよく耳にするし、この際、挑んでみる価値はあるかも。売り場へ。
「別に当選したくないけど、バラ10枚と連番10枚」
「はい、こちらになります。大きく当たるといいですね」
「いやいや、当選したくないんですよ。あー、怖い怖い」