会話のタネ!雑学トリビア

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客に怯える喫茶店

スターバックスだのエクセルシオールカフェだの、カタカナのお酒落なカフェが喫茶店業界での主流になって幾年が経ちました。長洲の歌にまで「スタバのコーヒー飲みながら」という歌詞が出てきた時はどうしようかと思いましたが、個人的にはああいうカフェの雰囲気が未だに博子ですつ訓亦いランプのドでお待ちください」とか言われたらイラッときますし、サイズ設定のショート、トール、グランデとかいうのもよく分かりません。
「トールですか?」
「トールですね」
店の外まで行列を作り、テーブルも小さく、隣との距離も近く、わけのわからないイタリア語のパンを500円ぐらいで買ってどっちがどっちなのか未だにわからないコーヒー飲んでもまったく安らいだ気にはなりません。元来喫茶店はもっと殺伐としているべきだし、リーマンが漫画を読んだり寝をしたり、だらだらと時間を潰せるような澱んだ雰囲気でなければなりません。
愛知県・岡崎市の同道沿いに狩人という意味を持つ名前の喫茶店があります。その名前からも分かるとおり、外観は草木に覆われジャングルもしくは樹海を想像させてくれます。いくつかの植木鉢は倒れたままになっており、手前には4台分ほどの駐車場が完備きれておりますが駐車はされていません。
ご飯物のほとんどには「(赤川汁付)」と記されておりどんだけ赤出汁に自信持つてんだと思わざるを得ません。逆にいくつかのご飯物には赤出汁が付いておらず、そっちはそっちで気になるところです。
「すいませ-ん.と声を掛けると呼びおばさんが草木の間から現れたので、アイスコーヒーを注文しました。待ってる間はテーブルの麻雀ゲームでもやろうとIOO円
を入れるとおばさんが日を輝かせ、これやるの?と訊ねてきたので一できないんですかと訊き返すと一今、電源入れますから一と言い、急に自分の足元に潜り出し、ホコリまみれになりながらコンセントをさしてくれます。麻雀ゲームはボタンの効きが悪く操作に苦戦したのですがどうにかテンパイ。
その後向動ツモで流局し、両面には「ゲームオーバー」の文字。その間、1分ぐらいのことでした。狐につままれた気持ちになりカウンターを見ると、おじさんとおばさんがこっちを見て何やらゴーヨゴニョ坪打ちしながらアイスコーヒーを2人がかりで作っています。しばらくして運ばれたコーヒーを早速いただくとその余りの甘さにすべて峨き出しそうになりました。テーブルには砂とう入れが置いてあるのですが、ただでさ
え甘すぎるこのコーヒーをこれ以上甘くしたらそれはもうコーヒーでもなんでもなくただのフルーッオレになってしまうと思いました。その後コーヒーを半分程度残しスポーツ新聞を読みながら過ごしましたが客は相変わらずのゼロ。