会話のタネ!雑学トリビア

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人手が足りなくても身元も確認せずにバイト採用してはいけません

大事な金をあずかるレジ関係のバイト、という存在が不思議でならない。
その気になればごっそりくすねることができるじゃないか。特に深夜に作業するコンビ
ニなんて、万札を掴んでそのまま遠くへバックれてしまえば、それっきりじゃないのか?そんなの店長が警察に通報すれば一発? はたしてそうだろうか。
例えばこんな話も想定できる。

マイナビバイトやanなどの大手求人サイトで、︿履歴書不要 コンビニ(飲食店)﹀などと検索したところ、けっこうな数のバイト求人がヒットした。チェーン店ではな
く個人経営の店がほとんどで、とにかくすぐにでも人手が欲しいのだろう。すぐに公衆電話から電話をかけ、面接日を決めてもらう。
「それじゃあ、さっそく明日面接にきてもらえますか?」
 履歴書や写真も持たずに面接へと向かうと迎えたのは50才を超えるサエないおっさん。この人がオーナーか。偽名を使い、適当な職歴を伝える。
「どれくらい入れるの?」
「貯金したいので、ほぼ毎日入りたいです」
採用されやすいように、いつでも入れる旨を伝えた。
「時間は何時ごろを希望しますか?」
「深夜帯でおねがいします」
「ちょうどよかった!うちは夜が手薄になって困ってたから」
 おっさんが上機嫌になる。客やほかのバイトが少ない深夜帯を希望したのは、もちろん悪事を働くためだ。
「では、面接の結果はそちらの番号にかけさせていただきますね。あ、お兄さんの番号をまだ聞いてなかったね」
 すかさず適当な番号をでっちあげて伝える。
「採用の結果なんですけど、何日の何時ごろにご連絡いただけますか?」
「そうだね。明日の夕方には連絡するよ」
 迎えた当日夕方、また公衆電話から電話をかける。
「すみません。昨日お伝えした番号ですが、昔の電話番号を教えてしまいました」
 さらに、あくまで「ついで」といったかんじで合否の結果を尋ねる。
「合格です。さっそく今週から来てほしいんだけど、木曜日の夜って空いてる?」
不思議でならないとはこのことだ。履歴書も持っていない男を採用し、いきなり深夜バイトに配置する神経とは、いったい何なのだろう。ここからの行動はシンプルだ。信頼関係を築くだの、しばらくは真面目に働くだの、そんな面倒なことはしない。迎えた初出勤日。深夜帯、店内に客がおらず、もう一人のバイトも休憩していることを確認したらレジから札束をごっそり抜き出し、そのまま店をあとにする。携帯番号を教えてないので、当然、店から電話がかかってくることはないし、防犯カメラに顔が映っているはずなのに、それを元に追いかけられているフシもない。いったいどういうことなのだろう。
店長さん方には忠告しておきたい。失うものなど何もない悪人ならば、これぐらいのことは平気でするもの。目の前に現金があれば、すぐに奪って身を隠す人種がいることを知っておくべきだ。いくら人手が足りないからといって、身元も確認せずにバイト採用するなんて、愚の骨頂だ。