会話のタネ!雑学トリビア

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生活保護はこうして不正受給されている

日本全国で相次ぐ生活保護の不正受給。本来、生活に困った貧窮者を救済するための制度が、ケシカラン連中の餌食になっている。 
事態を重くみた各自治体は、審査をより厳しくして不正受給者の排除に努めているらしいが、むしろその数は年々増加の一途をたどっているとも聞く。いったい彼らは、どのような手段を使って、生活保護を受けられることになったのか。2人の受給者に話を聞いた。まずは都内在住の40代独身男性、Aさんのケースだ。以前からうつ病パニック障害などいくつかの精神障害を抱えていた彼が生活保護を申請したのは昨年の冬。体調の悪化が原因で、勤めていた清掃会社を退職するハメになったのだ。生活保護の審査をパスする為の条件として福祉事務所から提示されたのは以下3つの項目だ。
①預貯金が無い
②家族や親類などから経済的援助を得られない
③働けない理由がある
清掃会社にいた当時のAさんの月収は14万。アパートの家賃や光熱費、その他もろもろの生活費を差し引くと毎月残る金はほどんどなかった。しかも彼は母子家庭の一人っ子で年老いた母親は年金暮らしである。よって①②はともにクリアし、③についてもかかりつけの医者から診断書をもらうことですべての条件を満たした。現在、Aさんには毎月14万弱が支払われている他、公共の交通機関、水道代、NHKの受信料などの金銭援助も受けている。と、ここまではまっとうな話だが、実は彼、現在体調が回復し、日雇いバイトで月10万を稼いでいる。むろんこれはルール違反だ。
「バイト代は手渡しでもらって家の中に保管してるのでまずバレない。こんなこと言っていいのかわかんないけど、いまの生活はかなり楽だよね」
悪質ではないが、明らかな不正受給であることは間違いない。
一方で、ハナから不正受給を狙い、保護費をダマし取る不届き者もいる。都内で幼い子供と2人で暮らすBさん(父子家庭男性38才)は、うつ病を装い、毎月18万の保護費を詐取している人物だ。
「昔から働くのが嫌いでして。いまは天国みたいな生活ですよ」
特にコレと言った理由もなく2年前に自動車メーカーの営業職を辞職して以来、毎日ゴロゴロと適当な日々を送っていると彼はいう。 
生活保護の申請にあたって、まずBさんは口座にあった貯金をすべて降ろして自宅に保管した。通帳は捨て、福祉課の窓口には「紛失した」と申告。これで①はクリアだ。
「別の銀行の口座も持ってたんで、申請が通ってから金はそっちに移しました。どうも役所は同じ名義でいくつ口座があるかまでは調べないみたい。審査の時点で残高が無かったことにすれば大丈夫なようですね」
審査が甘々なのは②に関しても同じ。両親は健在だが不仲で何年も音信不通。そう口頭で説明するだけで済んだのだ。自治体によっては本人の戸籍謄本だけでなく、固定資産や銀行の残高も厳しくチェックを行うらしいが、彼の場合、すべてスルーされたことになる。 
③に至っては、Bさんの迫真の演技がモノを言った。訪れた精神病クリニックでうつ病の診断書をあっけなく入手しあっけなく役所で受理されたのだ。彼の不正はこれだけではない。なんと離婚したはずの妻とは一度も別居したことがなく、現在も一緒に暮らしているというのだ。
「言ってみりゃ偽装離婚ですかね。その方が審査が通りやすそうだったんで」
しかもその妻、テレアポのバイトで月15万程度の収入があるというから恐れ入る。繰り返すが国と自治体からこの家族が受け取る保護費は毎月18万。
さらに妻は15万の収入があり、アパートの家賃5万円は国が面倒を見ている。つまり親子3人は、毎月30万近い金を自由に使える計算になる。なんて人たちだ!
「これでも結構たいへんなんですよ。ケースワーカー(区の職員)が来る日は贅沢品を全部隠さなきゃいけないから」
ただしケースワーカーの自宅訪問はリビングルームまで。しかも抜き打ちではなく、事前に連絡があるので、その日だけ高級な家財道具を別の部屋に隠せば問題なしだそうだ。AさんBさん、両人の話を聞けば聞くほど、マジメに働くのがバカらしくなる。日本に未来はあるのだろうか。