2015 年6月1日から自転車に関する道交法が改正され、チャリンコを運転中にイヤホンで音楽を聴くことが禁止となったのは皆さんもご存じだろう。
通勤中、ペダルを漕ぎながら音楽を聴くのが何よりの楽しみだった俺には大打撃だ。なんせ違反が累積すると高額の安全講習を受けさせられるってんだからおいそれとルールは破れない。
が、おなじくチャリ通勤族の友人はケロっとしている。不思議に思ってワケを尋ねてみると、
「スマホに補聴器のアプリを入れてるから、違反キップを切られないんだよね」
スマホ用の補聴器アプリはマイク付きのイヤホンを使って作動させるタイプが主流のため(マイク部分から話し相手の声を拾い、それを増幅させてイヤホンへ流す仕組み)、警察に停められても簡単にごまかせるというのだ。
「すばやく補聴器アプリを立ち上げて、警官に画面を見せるんだよ。『紛らわしくてすいません。俺、ひどい難聴なのでスマホを補聴器に使ってるんです』って。怒られるどころか、かえって恐縮されちゃうぜ」
うーん、なんて悪知恵の働くヤツなんだ…。
※この記事は知的好奇心を満たすためにお読みください。実行されると罰せられるものもあります。