会話のタネ!雑学トリビア

裏モノJAPAN監修・会話のネタに雑学や豆知識や無駄な知識を集めました

LINEモールでの儲け方

「LINE MALL(ラインモール)」というアプリがリリースされたことをご存知だろううか。これ、最近流行りの、ネット上で個人間がモノを売買できるサービスのことで、「メルカリ」などと同様のサービスのLINE版と捉えてもらえればわかりやすい。ヤフオクのような煩雑な手続きが不要なうえ、出品期限もなく、買う側も相手に自分の住所を知られずに済むため、ネットショッピングサービスのなかでは敷居が低く好評らしい。 入金方法はLINEのスタンプを購入するときと同様にクレジットカードまたはコンビニ支払い。普段LINEでスタンプを購入してる人にとっては支払いに対する心理的障壁はかなり低いと思われる。しかもこのアプリ、LINEが運営しているだけあり、かなりの数の人が使っていることは容易に想像できる。転売で儲けることも可能では?LINEモールは、まず30〜40代女性の利用者が圧倒的に多い。出品物一覧を見れば一目瞭然だが、彼女たち向けの服やカバンなどの数がとにかく目立つのだ。買う側も売る側も、メインはこの層。よって、転売するならば彼女たちをターゲットにした商品を出品するのがベストなのは間違いない。
 さらに、もう一つ重要なのが写真の撮り方だ。頻繁に見られている商品は、どれも白い壁を背景にしてオシャレに撮影されている。今や、スマホで画像加工も容易な時代。多少の汚れやキズは目立たなく加工できてしまうのだろう。ここで、ふとナイスな悪知恵が思い浮かんだ。あそこでああすれば、かなり儲かるんじゃないか?
 オレが目をつけたのはリサイクルショップだった。「ハードオフ」や「オフハウス」などの大手リサイクルショップでは、女性向けブランドの服やバッグが安価で売られている。価格帯は300〜2千円くらい。こうした店ではキズや汚れがついているものがあり、元値が1万円ほどするワンピースが500円で売られていることも珍しくない。
 これらのワケあり商品を10着ほどまとめ買いしたオレは、ひとつひとつを丁寧に撮影し、LINEモールに出品した。もちろん、傷や汚れが目立たないようにLINEカメラで修正をしてからだ。結果は大成功だった。まず、わずか3日で一着500円のワンピースが6千円、2千円のコートは9千円で売れてしまった。そのまま安定して商品は売れ続けた結果、なんと1カ月で売上は20万円、利益で言うと16万円ほどになった。もちろん、売れたのはすべて女性向けの服やバッグだ。
 LINEモールはヤフオクと違って出品期限が設定されていないのでずっと商品を出品しておくことができる。そのため、オレは定期的にリサイクルショップでワケありのブランド服をまとめ買いしては出品数を増やしている。たかが500円程度の服に8千円も払う女がいる理由はいまだにわからないが、このボロ儲け商売、しばらく続けられそうだ。